値引きをしないで契約をする
値引きすることは決して悪いことではありません。建築主側にとっては、少しでも安いことはメリットがありますし、値引きによって工事が受注できれば企業側にもメリットがあります。
それゆえに、値引きを容易に受け入れてしまいがちです。
値引きを経常利益から考えると値引きへの意識が変わります。
値引きを経常利益から考えるとはどういうことかといいますと、50万円の値引きは、50万円の経常利益を失うことになります。経常利益率が5%なら、50万円の経常利益を得るには1000万円の工事をさらに受注しなければならない。
このように、値引きは単なる工事金額が少なくなるだけではないのです。経常利益から考えると、易々と値引きはできないことがわかってきます。
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