「設計申込書をもらって、競合へ参加する」ための業務ステージ
顧客に出会っても営業(打合せ)を進めていけなければ受注に至ることはありません。顧客から「建築の相談業者」として選ばれて、建築実務(設計・見積り・施工条件・契約)へと進んでいきます。
工務店が顧客に出会っても、顧客が「工務店と打合せをしたい」と思わなければ顧客は離れていきます。インターネットで資料請求をしてきた顧客や現場見学会で出会った顧客と営業進展がないのは、顧客は「工務店と打ち合わせをしたい」とは思わないからです。
その現実への認識が低いと、いつまでもそのような顧客に未練を持ってDMを送り続けるようなことをしてしまう。多くは期待できないでしょう。
そんな時、顧客をフィルターをかけて再度顧客の見込度を確認することです。確認することで「多くの顧客は見込度が低い」ことを認識すれば、工務店は「顧客を増やす」機会を得ることができます。
理由は「顧客がいない、見込客がいない」現況を認識することで、新たな顧客探しを思考するからです。無駄なことをやり続ける不毛な努力を止めて、「新たな方法」を探すことへの努力は未来を明るくします。
住学教室では「設計申込書」をもらうまでは顧客を訪問することはなく、プランニングもしないことを基本にしています。言葉では簡単に言えますが、実際「『設計申込書』をもらうまで設計業務をしない」の方針で進める「営業のノウハウづくり」は多くの時間と失敗の経験が伴ってこそ実現できることです。
住ブレーン側は集客業務を引き受けていますので「即、営業実務を始める顧客」だけを案内します。従って、工務店側は「①顧客さんを探す、②見込客にする」最も困難な営業課題が解決しますので、後は営業力に頼ることなく建築実務を進めて行けます。
経験を積んで慣れますと、関心度の高い顧客であれば「初回で、設計申込書」をもらえます。又「建築意識が低い顧客」の場合には建築の決断をさせるまで5回程度の打合せをしその後に設計申込書をもらいます。
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